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白浜の平屋の内部の仕上は真壁(壁に柱が見える仕上)仕上です。 それに加えて、木材加工の複雑さを鑑み、手刻みによる木材の加工を採用しました。 木造の建物では耐力壁の強さ(堅さ)に応じて、柱に引抜力がかかるため、引抜を防ぐための金物が必要となります。 伝統的な仕口である込み栓は、最大400~500kgの引抜に対する抵抗力があることが実証されています。 (それ以上の力がかかるところは金物で補強します。) その様な実用的な側面もありながら、意匠性にも優れているのが込み栓の良いところ。 柱の上下に打たれた込み栓が、空間にいいアクセントを加えているように感じます。