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雑賀崎漁港 今回はタコ。
この度は丁度良い機会を得て、平日に雑賀崎漁港に行ってきました。駐車場で車を置くところにも困る、世間がお休みの日と違い、平日の雑賀崎はとても平和でした。
馴染みの船の近くに止めると、それを見つけてくれたお店の方々がこちらに向かって手を振ってくれます。誘われるようにお店の前へ・・・たくさんのお客さんの中から、顔を覚えていてくれることはうれしいことですが、なんだか魚と同じように底引きの網にかかったような気もします。
今回見つけたのは頃合いのタコ。雑賀崎でよく見かけるのは、小さくて手足の長いタコ。先日はこれを買って帰りましたが、もう一つ食べ応えがない。今回のは手足も太くて結構な大きさのマダコです。
調理の方法は奥さんとYouTubeで見ました。60℃前後のお湯に茶葉を入れて、5~6分茹でて出来上がりです。思ったよりも低温で茹で時間も短く、下ごしらえは想像するよりはるかに簡単で早く出来ます。いろいろなお料理に使う時には、必要に応じて熱を加えながら味を整えるのだそうです。もちろん、下ごしらえのまま刺身にして、ワサビ醤油で食べても生っぽくてとっても美味しい。残りは足ごとに切り分けて冷凍保存しておきます。
タコはスーパーなどで買っても結構な値段がして、その上にほとんどが外国産、地場産なんてなかなか手に入りません。以前に外国産のタコで食あたりを起こしたことがあって、だからズ~っと辛抱してましたが、実はうちの長男が超の付くタコ焼き好き。今回のタコの入手を一番喜んだのは彼です。
タコが手に入らない時にはイカでタコ焼きをやったりもします。それでも結構おいしいのですが、そもそもタコ焼きではなくてイカ焼きだ・・・という気があるからかどうか、もう一つ興に乗り切れません。今回は量も気にせず思い切り、やはり本物のタコは風味から違う気がする・・・さぞかし彼の気も済んだことでしょう。