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憧れの暮らし。

桜陰緑風の家があるのは太地町。太地町は和歌山県東牟婁郡にある、 昔から捕鯨で全国的に知られた町。住まい手は南海地震による津波から逃れるべく、この街の海が見える高台に新しいお家を構えました。
敷地に充分な広さも確保できましたが、当初はただ一面の芝生でした。それがこの3年程の間に見間違うばかりの変貌・・・畑があって、バーベキューコーナーがあって、薪割り場や薪小屋があって、あげくはミツバチの巣箱まで・・・良いなあ~。聞いてみると、1年目には石を並べて、2年目には薪割り環境を整えて、3年目には畑を耕して・・・みたいな感じで、時間をかけて作っていったのだそうな。今は、お家での諸々の活動が楽しくて外(旅)に出たいとはあまり思わない・・・とまで仰います。
そういえば室内でも工夫がいっぱい。味のあるテーブルは中古品を購入して手を入れたもの。洗濯物干しはご主人が工夫して吹きぬけの梁に上手く取りつけています。パンを焼いたときに陶器の皿に置いたのではすぐ湿気るから・・・といって、お皿やスポーンまで木を削り出して作ってしまっています。又その出来が良いのです・・・ここでご紹介できないのが残念な程。
住まい手は消費者ではない、自らの暮らしを形作っていくクリエイターだ・・・とはこれまでも言ってきたことですが、こんなに生活を楽しみながらクリエイトしていく住まい手には滅多に出会えません・・・お見事です。こんな生活、憧れだなあ~・・・。