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読みもの
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素浪人罷り通る。

とっても早くに梅雨入りしたのに、少しの雨は降ることがあっても、結構なお天気が続いています。だから・・・という訳では全くないのですが、又々夜にサブスクの動画を観始めてしまいました。何を観るかで散々に迷ったあげくに、時代劇が良いかなあ~・・・と思い始め、探していたところ、目に付いたのが「素浪人罷り通る」。題字の後ろであっち向いててもさまになる絵が撮れる三船敏郎が主演の40年も前の古いドラマです。
1時間半ほどの作品の中で、三船敏郎の台詞はほんの数回・・・そう思わせるほどに少ないのが特徴。だいたいが、うん・・・とか、あ~・・・とか言っているぐらいで本当にしゃべらない。チャンバラは派手でも、他の役者のようには切り結ばない。ほとんど一振りで一人ずつやっつけていく。しゃべらなくて、動かないけどちゃんと作品の意図が伝わって、逆にそれが味になるのだから、やはり三船敏郎の存在感というのは半端ない。