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本物を見て・触って決めましょう。

建築設計という仕事柄、日々たくさんの決定するべき事項に直面しながら過ごしています。本日の決め事は石。
一言に石・・・と言っても、本当に色々な種類や味わいがあります。使いたい部位や形状、使い勝手に応じて、どこの産地のどんな物が良いのかの目星を付けて、まずはサンプルを頂きます。この、まずはサンプルを・・・というのが大事なところ。よほど使い慣れた品物でない限り、これをカタログや写真で決めてしまったのでは、後で後悔することになります。特に石やタイル・珪藻土や紙などの自然素材にはその傾向が強いように感じます。
責任と自信を持った品物選びは、必ず本物(実物)を見て・触って・時にはニオイを確かめて、なんなら味をみて・・・ぐらいのことをしながら、自身の体感・体験を伴ったかたちで進めましょう。迷った時には是非本物を手に取ってみて下さい。本物は人のインスピレーションを引き出してくれます。感じたままに従えば、物選びは思った以上に難解でなくなりそうに思います。