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【ありのままの家】竣工

住まいは住まい手のものだ。
どれが正しいかではない、住まい手の数だけの正解がある。
私は住まい手の思いに出来るだけ寄り添いたいと思っている。
しかし、快適に過ごすための建物の性能は、住まい手よりも設計者がイニシアティブを取って確保しなければならない。
頑固だ・・・と思われてもやるしかない。
一方、照明器具のデザインや珪藻土や紙の色などは住まい手が決める。
両者の棲み分けの加減が良い家造りに直結する。
今回も照明器具のあかりのように個性豊かな住まいを無事に完成させることが出来た。
信じてお任せいただいた住まい手ご夫婦と関わりをいただいたすべての方々に心からの感謝を申し上げる。
そして、子ども達の笑い声がいつまでも響く住まいであって欲しいと願う。