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【古民家改修 / 那智勝浦】板欄間

新しい柱、土台が出来ていく中で、現場での最終調整した高さや、位置などがハッキリ分かってきました。
予定よりも、少し下げないといけないサッシなど、現場の状況に応じて変更が出てきます。そんな中、長年の生活の中で改修した時に、天井で隠れてしまった板欄間が解体によって出てきました。 別の部屋では、見えていた板欄間や、彫刻の入った欄間などは、今回の改修でも基本は残す図面になっていますが、場所によっては、吹抜になるため板欄間を撤去する部分もあります。ただ、50cm程もある板が1枚で入っているので、建て主様や工務店さんと相談して、そのままにしておこう・・となりました。(最終、出来上がった状況を見て、圧迫感や狭さを感じる様であれば、取ることも出来るので・・・)
改修工事は、このような事があって、なかなか図面通りにはいかない物です。その場の状況を見て変更もあります。ある意味、設計の醍醐味ですね。