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酒のねごろっく。

和歌山バイパスを紀の川方向に走ると、岩出のコーナンやワークマンを過ぎたあたり、備前の交差点の少し手前左側に以前から気になっていた造り酒屋さんがあります。お酒が好きな訳ではないので、気になっていたのはその造り酒屋さん(吉村秀雄商店というらしい)の建物です。
通りかかって何気なしに視線を向けると、最近改装をしたようで、昔ながらのファサードが少し変わっています。私は建物ばかり気になっていたのですが、家内は赤い幟と張り紙が気になった様子。そこには、イベント開催中・酒粕詰め放題・・・とありました。これを見てすっかりその気になってしまった家内から、寄って・寄って・・・の矢のような催促。そんなに酒粕が好きだったかなあ~。
ねごろっくさんもこのイベントで元を取ろうとは思っていないでしょうが、家族全員下戸なため展示のお酒には一切目もくれず、一目散に酒粕を詰め込む様子には違和感を抱いたことでしょう。結局、800円で詰め放題に挑戦。5キロを超える収穫を手にしました。800円で5キロですから、随分とお得。なんでも、純米大吟醸の酒粕なのだそうで、味見した家内が、こんなに美味しい酒粕に出会ったのは久し振り・・・と興奮するほどの上物だったのだそうな。
あれから家内は、機会を見つけては酒粕をつまんでいます。とうとう子供から、酒粕といえどもアルコール度数が8%もあるので、飲酒運転にはくれぐれも気を付けるように・・・と注意される始末。そうそう建物の方は、梁間方向1間ピッチに立派な松梁がかかった、蔵を改装した豪快でとても興味深いものでした。500円の見学料で本体の方も見せていただけるようなので、この次はそっちに行きたいなあ~。