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生き残り戦略。

このところの陽気で中庭のヤマボウシが一度に花を咲かせました。
よくよく見てみると、お日さまによくあたっているところに花が多い・・・陽当たりの少しでも良いところにたくさんの葉を出して光合成して・・・だからそのあたりに花が咲いて・・・それが生存の軸なのだから、あたりまえと言えばあたりまえ。低木のツツジなどはその傾向が顕著で、陽のあたりが弱いところに植わっているものではほとんど花も咲きませんし、光のある方に枝からすごい勢いで傾いて(伸びて)いきます。
生存の軸を懸命に守る(本人たちは意識してないのでしょうけど)というあたりまえのことが、当然に行われているのが自然の世界。ところが日本人はどうもこの傾向が弱い。お行儀が良くておとなしくて、世間様が気になって言いたいことの半分も言えない人が(私を含めて)たくさんいます。はたしてこのまま激動の世界で生き残っていけるのでしょうか・・・と気になる今日この頃。
はたして私たちの生き残り戦略とは・・・生存本能をもう一度強く取り戻して、木々のように少しは力強く歩みたいものです。