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読みもの
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グリーンブック。

話題のグリーンブックを観てきました。ドーン・バーンでない、ちゃんとストーリーを追える作品は久し振りです。
舞台は私が生まれた時分のアメリカ。まだ人種差別が激しかった頃。黒人の天才ピアニストがイタリア系の用心棒を伴って南部に演奏旅行をするお話し。もちろん黒人ピアニストと白人の用心棒の間の溝も深い。なんせ、自由の国と呼ばれるアメリカも黒人が選挙権を得たのはほんの数十年前なのですから。私たち日本人には想像を絶する事態がたくさん待ち受けています。これは実話なんだとか。ちなみに、グリーンブックというのは黒人専用の旅行ガイドブックのこと。
アカデミー賞をいくつも獲得したこの映画、とっても良かったです。北部にいればたいした苦労もなく大金を稼げた・・・というピアニストが、特に望んで南部に演奏旅行に出かける・・・大変なのは最初から分かっていたでしょうに。印象に残っているのは、勇気が人生を決める・・・という台詞。そう、その通り。勇気の持ちようが私たちの人生を左右するのです。私の友達によると、勇気と判子があれば大抵のことは出来る・・・とのこと。少し趣旨をはずしてしまいましたが、まあ、とりあえず似たようなところ・・・ああ~、なんか勇気が出て来たような気がする。もうひと頑張り!もうひと頑張り!