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ホビット。

番組の改編時期で最近のテレビはどこのチャンネルも番宣ばかり・・・この時期の番宣番組は次に見るドラマを探すには良いですが、腰を据えてみる気にはなりません。そんな時についつい手が伸びてしまうのが買い置きしているDVDの棚。何観ようかなあ~・・・数あるDVD中で選んだのがこの作品、ホビット。
世界観といいスケールといい、この作品の面白さはどこをとっても間違いない。平和に暮らすホビットが、ある日魔法使いの訪問を受けて、それがきっかけで思いがけない冒険の旅に出る・・・ところが、その旅といったらそんじょそこらの冒険では刃が立たない・・・それこそ人生をひっくり返すような体験の数々。
一作のみでももちろん面白いですが、三部作はつながりの良いひとつの物語。観はじめてしまうと途中では止まりません。どんどんと展開するストーリーに抵抗するのは至難の業。寸暇を惜しんで6時間を越える大作を見続ける羽目になります。
冒険を終えて里に帰り、数十年の時が過ぎたビルボ(主人公のホビット)の家の玄関をノックする音・・・帰ってくれ・・・と言うビルボに答えるあの声は懐かしの魔法使いの声・・・三作目の終わりの場面ではじめて物語が完結します。観疲れた体の底から湧き出てくる感動を噛みしめながら、映画ってほんとに良いものですね・・・と、往年の映画解説者のような台詞で今回の私のホビットの上映会も終了しました。