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読みもの
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そろそろ他人事ですまされないかも。

漫画本はいまだに結構読んでいます。今回次男が持ってきたのは「空母いぶき」(かわぐちかいじ)の新刊(8・9巻)。尖閣諸島に乗り込んだ中国軍との間でいよいよ本格的な戦闘が始まりました。日本側の対応は漫画でもじれったい・・・武力で正面から迫ってくる敵には、もっと違う対応がありそうなものなのに・・・と思っていたら、現実の日本はもっとじれったかった。
先日の新聞では、アメリカの研究機関から中国が尖閣に武力進出するのは時間の問題・・・という研究結果が発表されたとありました。中国の公船がバンバン微妙な海域に出没を続ける現状や南シナ海の様子を見ていると、さもありなん・・・と納得のいくところです。ところが、平和な日本はそんなことにはとんと興味が無いように見えます。
相手の国にとっては日本に平和憲法があるかどうかはあまり関係の無いところ。それより、強硬な進出に対する対抗手段を持っているかどうか・・・の方がはるかに知りたいことでしょう。むしろ、日本の現状は願ったり叶ったりなのかもしれません。そろそろ他人事では済まされない状況・・・そろそろマンガの世界だけだと無頓着ではいられないところまで来ているような気がします。