本文までスキップする

読みもの
Article

大切なこと。

納車半年を迎えて、当初よりカチャカチャ鳴ることがあったブレーキ(効きには問題ありません)を直してもらうことにしました。ディーラーの人に聞いてみると、Q5では似たような症状を示すクルマもあるらしく、対応例も全国的には結構あるようです。
という訳で、代車に同じQ5を貸してくれました。直4ディーゼルターボの2000ccでクワトロのSライン、登録は昨年の11月、走行は2000キロとすこし、色以外は同じクルマです。
ところが、乗ってみると少し感じが違う・・・これはどういうことか?全体の感じがなんだかマイルです。私のクルマ(昨年の10月初めの登録)と比較して具体的に言うと、タイヤからの入力がおだやかで、車体の動きが全体的に少し大きめ。シートも柔らかめで、舵の効きも少しおだやか、総じて言うと乗り心地が良い。タイヤの銘柄が違うのか・・・と思って確認してみましたが同じミシュランでした。
2ヶ月弱しか登録月が違わないのに乗り味が違うのは、ほんの2ヶ月の間に、未発表の細かな仕様変更があった・・・ということです。日本車では仕様変更はモデルチェンジやマイナーチェンジの機会、つまり2~3年のスパン(マツダやスバルをのぞいては)で行われますが、ヨーロッパのクルマは特に発表がなくても必要だと感じれば随時行われるようです。Q5は今年の4月にマイナーチェンジが行われました。マイナーチェンジを半年後に控えたような時期でも仕様変更を必要と認めて行ったのでしょう。おかげでスポーティーではあっても少し厳しかった乗り味が改善されています。物づくりをする現場にいる者としては、自らが生み出す物と真摯に向き合うこの姿勢は立派で見習うべきことだと感じた次第です。