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久しぶりの雑賀崎漁港。

ひと月ぶりの雑賀崎漁港です。旧正月で出漁がなかったり、お天気がよくなかったり、仕事で行けなかったりが続いてご無沙汰し、少々禁断症状気味になっていました。

今回手に入れたのは2キロ越えのタイと2キロ弱のヒラメ。それにコウイカ、他に小ダイ、アジ(イカとタイの下に入っています)がそれぞれ10匹ほど。いつものように大漁です。

タイとヒラメは3枚におろして刺身か薄造りでいただきます。カブトやカマは主に塩焼き、その他の部分は煮付けたり出汁をとったりして使います。捨てるところはウロコとエギと内臓の一部だけで、ほとんど一匹そのままいただきます。イカも同じ。身のところは刺身で、足などは塩焼きか唐揚げ、捨てるのは内臓と骨だけです。小さいタイはほとんど開いて干します。急いでいるときなどこれが結構良いおかずになります。アジは本当に大きいものは刺身にしますが、そんなに大きいのはまれなのでほとんどが塩焼きの大きさです。小さければ唐揚げにします。これで南蛮漬けを作ってもらうのがお気に入りです。ヒラメは産卵を控えてどんどん大きなものが目につくようになっていますが、タイとイカはまだ少し季節が早いようです。

これだ・・・と思うものを見つけた時には躊躇は禁物です。すぐに、これ頂戴・・・と意思表示をしましょう。お店はあなただけを待ってくれているわけではありませんし、誰もあなたを優先してくれることはありません。どちらかというと勇み足ぐらいの方が、いつまでも考えているよりは良い。ほら、チャンスは前髪でつかめ・・・と言うでしょう。雑賀崎で魚を手に入れたい時はぜひ試してみてください。