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来年の薪を割る。

薪ストーブを焚き始めると、当然薪を消費します。薪はどこかから買うか、自前で調達するか・・・私は今のところ7:3で自前調達しています。

仕事柄、木材の端材を手に入れるチャンスには恵まれています。木であれば何でも良い・・・というわけにもいきませんが、柱や梁の端材、根太や垂木の端材、枠や額縁などの端材が良い薪になります。建築に使う木材は、基本的に含水率のそこそこに落ちたものが多いので、乾燥にもたいそうな手間がかかることはありません。

特にありがたいのは、枠などに使う目込みの桧材。太さも手ごろなものが多く、寸法を切りそろえるだけでちょうどいい薪になります。次は柱・土台など。柱材も土台も桧なので火付も火持ちも良いものが多いです。これらは基本12センチ角以上の断面を持つものがほとんどなので、そのまま薪に・・・という訳にもいかず、割や長さ寸法の切りそろえ手間が発生します。

手元にあってもすぐに割れなかったものや、少し乾燥が心もとないものは縁側の下などに置いておきます。写真のもので1年程置いたものです。結構乾燥して、背割りも開いてきています。これを必要分引き出してきて、割ってはラックに積んで乾燥を促し、準備しておくのです。

薪割は基本的には楽しいのですが、体がなまりっぱなしのこの頃では少々こたえます。ですから、一度にたくさんはせずに、必要に応じて小分けで行います。今回は写真に写っているぐらいの量を4回ほど繰り返しました。割っては切って、割っては切っての繰り返しです。切る道具はマキタの電動円ノコ。どちらかというと、切る作業より、割の作業が私は好きです。

そうして出来たのが、こちらのラックに入っている薪です。奥に見えているのは、買い置きしていた広葉樹の薪。昨年は建築端材がたくさんあったので、結構残っています。残った広葉樹薪と昨年作った建築端材の針葉樹薪で今年は何とか過ごせるのではないかと思っています。写真には写っていませんが、どちらも結構残っているんです。

薪ストーブはスイッチ一つで煖房が入る便利な器具ではなく、手間をいとわない人向けの、趣味も兼ねた暖房器具です。でも、薪が有利に手に入る方には、暖房費はほとんどかかりません。うちの奥さんはそこのところと、室内で洗濯物がめっちゃ乾くところが気に入っているのだそうです。