本文までスキップする

読みもの
Article

修繕・模様替工事の節目になる法改正

修繕・模様替工事の節目になる法改正により、2025年から「建築確認・検査」「審査省略制度」の対象範囲が変わります。
これまでは工事に際して申請の必要がなかったようなケースでも、建築確認申請の届け出が必要になる場合があります。
確認申請をして工事をする場合には、すでに建ってあった建物でも、現行法規に合わせた基準への適合が求められるため、想定以上の工事が必要になることが考えられます。

 

・大規模な修繕・模様替えを行う場合、確認申請が必要となることがあります

主要構造部(壁、柱、床、梁、屋根、階段)の50%を超える修繕・または模様替え工事などを行う場合

 

簡単に考えていた改装なのに、想定にない大がかりな工事が必要になるケースが増える可能性があります。

2025年 建築基準法改正を読み解くための用語解説

・大規模な修繕

【修繕とは】

性能や品質が劣化した部分を、既存のものと概ね同じ位置・形状・寸法・材料を用いて作り替え・性能や品質を回復すること

【大規模な修繕とは】

建築物の主要構造物(壁・柱・床・梁・屋根・階段)の一種以上について行う過半の修繕のこと

 

 ・大規模な模様替え
【模様替とは】

同じ位置でも異なる材料や仕様を用いて造り替え、性能や品質を回復すること

【大規模な模様替えとは】

建築物の主要構造物(壁・柱・床・梁・屋根・階段)の一種以上について行う過半の模様替のこと

改正以降の工事では、これら大規模な修繕・模様替にともなう申請手続きや工事規模・工事費・工事期間が、現在より膨らむものと思われます。

ご自宅の改装や、古民家の改修をお考えの方は、早めのご相談がオススメです。