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大屋根の防水も二重である。 写真は一番高い棟部のもの。白い防水層は断熱材の上の透湿防水シート。これが最初の防水層。 この上に通気層があって、屋根下地の野地板がある。野地板は室内の空気には触れないので人に対する影響がない、だから施工性に優れた構造用合板を使用した。 本格的な大屋根の防水層は、この合板の上にゴムアスシート(アスファルトをゴム系のシートで挟んだ防水幕)を施工することで行う。 壁や屋根の温められた空気は、この通気層を通じて棟換気から排出される。その際に、壁や屋根の中の湿気を吸いだして、暖かい空気とともに排出する仕組み。