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板材から焚き付けを作る。

建築端材から薪ストーブの焚き付け用の薪を造っています。原材料は天井や押し入れなどに張った杉板の端材です。厚みが1.2センチ、幅が15センチほどで、よく乾いているので焚き付け用に加工するのにちょうどいいのです。
手斧で1センチから3センチほどの幅に割っていきます。節のある所は少し難儀もしますし、うまくも割れませんが、そうでないところはテンポよく、パン・パン・パンと割れていきます。私が割る役、奥さんがそれを束ねる役です。
この日は3時間ほどかかって、写真に写っている量の4倍ほどの焚き付けを造りました。何をしたらそんなことになるの・・・というほどに汗をかき、ゼーゼーと肩で息をし、真っ赤な顔になり、疲労こんぱいしてしまいました。奥さんの様子を見てみると、私ほどではないものの、やはり疲れ切っていました。何かやり始めると、ほどほどの抑制が効かない・・・というのが私たち夫婦の特徴のようです。
おかげさまを持ちまして、ほとんどの板材の加工を終え、これで来シーズン分ぐらいは確保できたと思います。集めてくる手間、ちょうどの長さに切る手間、割る手間などとともに、夫婦の血と汗を勘定に入れると、買った方が安いんじゃないの・・・ということにも行き着きますが、そこはそれ、それが楽しみになってしまうのが薪ストーブの良いところ・・・と、今のところは強がっています。