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府中の家 外観を考える Part5。

元々、東や南側には大きな開口部(窓)が付くことも多く、見た目に変化があって楽しげな外観になることが多いのですが、西や北側は西日を遮ったり北風を防いだりするのに開口部が小さくなり、見栄えも単調になりがちです。
府中の家も例に漏れず、やはりこの傾向があって、東・南に掃き出しの大開口、西・北は最低限の開口面積です。ただし、LDKの大きな空間には風の通り道をしっかりと計画したいので、西側の壁にも大きな掃き出し窓を設けました。この部分が、道からの目線に直接さらされすぎて少し気になっていました。そこで、目線を隠すのと単調な外観に変化を付けるために、境界付近に2メートルほどの高さの目隠し壁を設けることにしました。小さな事ですが、これで少し気になっていたことが楽になった気がします。
もうひとつ、玄関先の駐車場を兼ねていた大きな庇(屋根)・・・これほんとうに必要なんだろうか・・・と思い始めて。大きな庇を無くして、木製フレームにアルミの庇を差し込んだとても簡素なアプローチ庇を計画してみました。屋根形状が全体にスッキリとして、もちろん工事費は節約できます。必要とあらば、後にアルミのカーポートでも・・・こちらの方が合理的かも。