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思い出と一緒に。
建築の話題

思い出と一緒に。

これからの時代に合うように、紙書類をデジタル化しようと来る日も来る日も書類の整理、もう2週間が過ぎました。写真に写っている量(すでに整理の終わった書類)で全体量の約3分の1ぐらいでしょうか。1つ始めると関連の書類も出て来て、いっそここまで・・・みたいになってドンドンと量が増えます。
考えてみると事務所を開設してから35年。直近の数年分はデータでありますが(もちろんまだ紙資料も併用)約30年分ほどの整理です。件数にすると500件ぐらいになるでしょうか。当初はもう少し軽いノリではじめてしまったもので、仕事の量に辟易しています。
しかし、書類を開けるとどの資料からも当時が蘇ります。懐かしい顔が浮かびます。あの時はこんなだったなあ~・・・悲喜こもごもの感情とともに感謝の気持ちがこみ上げます。若い頃の頼りなかったであろう私に、よく家づくりという大切な仕事を手伝わせてくれたものです・・・ありがたい。
それにしても、大変な仕事に手を出してしまったものだ・・・この気持ちは小脇に抱えて、牛歩の歩みを続けます。もう少しの辛抱です。思い出と一緒になって・・・終わらない仕事はない!の心意気で見事に仕上げてみせましょう。
書類の山。
建築の話題

書類の山。

今ではほとんどの書類は画面上で作ります。もちろん図面もパソコン(CAD)で書きますので、ほとんどの資料(データ)はサーバーの中に入っていて、保存する書類の量は少なくなりました。しかし、ひと昔前には全てが紙資料での保存でした。一度開けばみやすい・・・という利点もあるのですが、保存の場所に困ります。この際デジタル保存して資料は削減・・・とまでは思い切れなくても、せめて画面上で確認できるようにしたい・・・と思って整理することに決めました。ところがこの資料の量・・・写真に写っているのはとりあえずの整理用で、この10倍ぐらいはありそうです。
整理を始めてもう1週間です。1つの項目をやると・・・それならこれも・・・だったらこれも・・・と、関連の項目がドンドンと出て来て収拾が付かなくなり、机の近くは資料であふれるばかりです。やり始めた限りはなんとかしなければなりません・・・気が遠くなりそうです。
明るくなった!
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明るくなった!

田辺事務所の照明器具の入れ替えが終わりました。結果、明るくなった!とっても明るくなった!明るくなりすぎた!
なんせ元が元ですから、明るくはなったのですが、今度のは明るすぎる。計ってみると1500ルクスぐらい。なんと、以前のものから5倍ほども明るくなったのですから、明るすぎる・・・と感じるのも無理のないところ。
LEDの光は直進性が強く、蛍光灯とは性質がどうも少し違うみたいで、そのために不具合を感じる方もいるらしいのですが、その上光量5倍の環境とあっては違和感があるのも仕方のないところ。パソコン画面が暗く感じる、目がしょぼしょぼする、目に刺激が強すぎる・・・これはなんとかしなければ。という訳で、今度はなんとか・・・の方法を考えています。調光できる器具ならコントローラーを付けるだけで良いのですが、どうも調光タイプの器具ではないみたい。さて、どんな方法があるでしょう?
田辺事務所の照明器具。
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田辺事務所の照明器具。

田辺の事務所は新築から23年ほどが経過しました。これまでに少しづつ、色々なところに手を入れてきましたが、このたびは照明器具たちがいよいよ寿命を迎えたようです。
写真をご覧ください。別に何らかのスイッチ操作や加減をしているわけではありません。正真正銘ご覧の通りです。充分に明るさを発揮していない蛍光灯や片方の蛍光灯しか点いていないもの、蛍光灯でなく本体そのものがお亡くなりになってすでに蛍光灯が取り払われているいる器具・・・よく辛抱してここまで使ってきたものです。白熱灯で約1年、蛍光灯で約5年、LEDで10年、器具そのものは20年の寿命と言われています・・・順当なところでしょうか。
試しに机の上で照度を測ってみました。明るいところで350ルクス、暗いところで250ルクスほど。国の定める最低基準は事務作業をする部屋で300ルクスですから、最近ではギリギリのところで仕事をしてきたわけです。ちなみに、オフィスの適正照度は750~1500ルクスぐらい。省エネの時代ですから、この機会にLEDの器具に入れ替え、仕事環境も改善することにします。
効果のほどを乞うご期待。
改装工事は調査が大事。
建築の話題

改装工事は調査が大事。

この数年ほどの間に急速に改装工事が増えてきました。20年ほど前から、これからは改装が増える・・・とは言われていましたが、世間に15年ほど遅れて実感している今日この頃です。
元々、私の事務所は古民家の再生などを多くやっていましたので、改装工事は苦にしません・・・むしろ得意の分類に入るでしょうか。130年前の古民家から、15年前の新築まで幅広く手がけます。再生は、一見価値がなくなった・・・と思われているものに、大いなる価値を見いだす仕事・・・とてもやりがいのある仕事です。
今回の改装は50年前の家。まずは床板をめくって建物全般の痛み具合を確かめます。同時に、天井裏に潜り込んで、梁掛かりの確認。どの柱に力がかかっていて抜けないか、どの柱は抜けるのか・・・よくよく確かめてからの設計作業です。
何事も準備が大事。改装工事はまず調査から。しっかりした事前の調査がしっかりとした改装工事を支えます。ところでこのお家は・・・大丈夫、床下もちゃんと乾燥していて木材は驚くほど弱っておらず、屋根面は太い丸太で支えられています。これからの設計が楽しみです。
とっても大変。
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とっても大変。

日頃あまり公共の仕事はしないのに、この度は思い立って公民館を受注しました。いつもの木造とは違って鉄筋コンクリート造・・・この仕事に追われて、今大変です。
住宅は木の家が圧倒的に住まいやすいと思っていますが、公共建築はそれぞれに使用目的や建物を取り巻く環境が違うので、鉄骨造や鉄筋コンクリート造のものが主流です。特に紀伊半島では南海トラフ地震による津波の心配から、海の近くの建物はコンクリート造であることが求められているようです。
ところで、私はコンクリートの建物も結構得意にしています。最近でこそ木の家が圧倒的に多いのですが、少し前までは鉄筋コンクリート造の住宅もそこそこに設計してきました。設計する方としては(住まう方ではなくて)それはそれなりに面白いところがあるのです。
そんな訳で、このひと月と半ほど、滅多に使わない老眼鏡を持ち出して、ずっとパソコンの前に座って数量の拾い出しや値入をしています。幸いにもいよいよ最終段階を迎え、明日が見えてきたところです。
ああ~助かった!早く缶詰状態から解放されたい・・・そう思っているのは私より、図面を担当している息子たちの方かもしれません。
10年ぶりです。
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10年ぶりです。

10年ほど前に新築されたクライアントから連絡をいただきました。子供が小さかったので入れてなかった間仕切りの建具をいよいよ入れたい・・・とのこと。早速に住まいに伺いました。
当時のことが色々と思い出されます。このところ特に要望の多い平屋の住まい。一足先に出来上がったこのお家には、大きな切妻の瓦屋根に薪ストーブの煙突が突き出ています。住まい手の色々な思いと設計の工夫がドッサリとつまったこだわりの住まいです。懐かしい・・・いやあ懐かしい。当時と趣が少し違うように感じたのは、新築時にはない、生活の入った生きた建物が目の前にあったからでしょうか。建物は住まい手と共に成長する・・・その言葉どおりのたたずまいです。
あの時の子供にもう個室が必要になりましたか。10年ですもんね・・・早いですね・・・私も同じ様に10年歳を取ったのですね・・・さて、この家ほどに私には成長があったのでしょうか?そこのところは大いに疑問です。
暖房を入れました。
建築の話題

暖房を入れました。

あんなに暑かった時期も過ぎて、秋だ!紅葉だ!・・・と騒ぐ間もなく、北の方から雪の便りがちらほらと。日本で1~2に暖かいといわれる当地でもそろそろ暖房を考える時期になってきました。
我が家の暖房器具は、レンガを深夜電力で温める蓄熱暖房機・暖吉くんです。一度スイッチを入れたら寒さに合わせて大まかに蓄熱量を調整するだけの手間いらずな暖房器。まずは30%からのスタート。今の時期ならこれで結構暖かい。室内の空気も汚さず、一度タイマーを設定したら後はなにもしないでも朝の一番から暖かい、よく出来た暖房機です。
そんなですからこれまで、オススメの暖房器具は・・・と聞かれたら、薪ストーブか床暖房か蓄熱暖房機です・・・と答えていたのですが、最近ではチョッと様子が変わってきました。理由は電気料金の料金体系が変わったからです。これまで、深夜にあまる電力をお得に販売していた深夜料金の設定がなくなりました。出力調整が効きにくい原発が止まって、比較的簡単に調整が出来る火力発電が中心になって深夜の電力を安く売る必要がなくなったのでしょう。住まい手としてはこれは痛手です。良い暖房機だったのに。
浄化槽の点検。
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浄化槽の点検。

浄化槽には年間に4~5回の点検が必要です。本日は点検日、全てのフタを開けての総点検です。ちゃんと機能している浄化槽は、このようにマンホールを開けていてもほとんど臭うことはありません。
浄化層の大きさは建物用途と大きさ(広さ)によって決まります。通常の住宅ですと10人層が最大です。ということは・・・二人しか住んでいなくても、規定以上の大きさのあるお宅では10人分の汚物を処理できる大きな浄化槽が据わる・・・ということです。私の住まいのように、住宅と事務所を兼ねているような住まいでは住宅以外の部分が合算されるためにさらに大きくなります。ちなみに、4人しか利用していないのに12人槽が入っています。
浄化槽はそれぞれの使用想定人数に適した浄化能力が設定されていますので、少ない人数に大きな浄化槽を据えても、水がきれいになるとは限りません。水を浄化している微生物の餌(汚物)が不足して、期待した性能が得られないためです。ですから、浄化槽の人槽と使用人数が違うときには、ことさらに維持・点検をしっかりと行うことが必要になります。もしもし・・・うちの浄化槽大丈夫でしょうか?
平屋のおうち・・・完成しました。
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平屋のおうち・・・完成しました。

上富田町岩田に平屋のおうちが完成しました。今年の2月に初めて敷地を見せて頂いて打合せ・設計に入り、9月の完成ですから、都合7ヶ月間の大忙しのお仕事でした。役所も日常の買い物も近場で済ませられる好立地。付近に大きな建物や騒がしい音を立てる建物もなく、日あたり・風通しの良い、住まうには絶好の土地。敷地の広さも100坪を超え、そこにノビノビとした平屋・・・みんなが憧れるようなシチュエーションのおうちです。
住まい手はUターンの3人家族。つながりの良い各部屋を縦横に行き来しながら、ひろびろと空間を使って暮らしていただけるように配慮しました。構造材は粘りのある紀州材、仕上げ材料も紙や土や石などの自然素材。木の優れた調湿性・蓄熱性を活かす建築的な工夫が盛り込まれた室内は、機械依存の少ない清々しい空間を提供します。
コロナの渦中にあって、色々なことに最大限の注意を払いながら、短期間の間に見事なものを造り上げてくれた施工の方々に心から御礼を申し上げます・・・ありがとうございました。