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木材で造る内装は人をなごませるか?
建築の話題

木材で造る内装は人をなごませるか?

最近では、内装面に占める木材比率(木材率)が自律神経系の整理応答や快適感などに影響を及ぼすことが明らかになりつつあります。広さや調度品を同じにして、木材率の違う部屋において血圧・心拍などを測定した実験では、木材率45%の部屋では心拍数が有意に増加し、木材率が90%の部屋では血圧が有意に低下しました。しかし、木材率が0%の部屋では生理応答に変化は見られませんでした。又、天井や壁を一面に白く仕上げた部屋と比べて、柱や梁を見えるように使った部屋では木材の視覚刺激で心拍数が増加することも確認されています。そのことから、内装に木材を加えると人に覚醒効果があることも確認できました。
別の木材率と心理的効果の調査では、木材率の増加と共に「あたたかい」あるいは「自然な」という印象が上昇することが確認されています。表は、木材率の違う室内写真を見せてその印象をアンケートしたものです。その結果、木材率の増加が「自然な」というイメージの増加につながっていることが分かります。
人は木質内装の「自然な」という視覚的イメージから「あたたかい」や「友好的」や「明るい」「静か」「快適」などの好ましい印象を受け取っているのだと思われています。
デミオ車検受け。
クルマの話題

デミオ車検受け。

奥さんと長男が主に乗っているデミオが2回目の車検を受けました。5年で買い替え・・・とも考えましたが、走行が4万キロと少し、それに気に入って購入の決め手になった特別仕様の内装と装備に未だに不満がない。走りに特段の不足がない・・・などの理由で、続けて乗ることにしました。
バッテリーとワイパーゴム、オイルとフィルターなどが車検を機に新しくなりましたが、走ってみて特段の変化は感じません。それよりも、当然のように、車検前に替えたタイヤの影響が一番大きいように思います。当初はエコタイヤからレグノに替えたことで、グリップの良さばかりが目立ち、乗り心地や静粛性にはかえって良い評価が出来ませんでしたが、少し時間が経ってやっと少し冷静になり、走りに落ちつきが出て来たように思いはじめています。タイヤの転がり感も以前よりは確実に上質に感じますから、レグノの真価をやっと感じはじめた・・・といったところでしょうか。
車検も取った、タイヤもバッテリーも新しくなった・・・こりゃあこのクルマ、長くなるなあ・・・デミオ、今後ともよろしく!
各社各様。
建築の話題

各社各様。

ちょくちょく、住まい手さんのお伴でキッチンやシスバス・便器などの住設機器選びにお付き合いします。今回伺ったのはTOTO。言わずとしれた水廻りの器具のメジャーメーカーです。もちろんシステムキッチンもシステムバスも置いています。
TOTOのキッチンの特徴は造りがモダンでスッキリとしていること。特に天板は、まるでガラスのような透明感。ディーテイルも垢抜けていてどちらかというと華奢で繊細なイメージの品物です。あるメーカーでは高品質のステンレスで中まで出来ているのが売り。又あるメーカーでは耐久性に優れたホーローで、これも中まで出来ているのが売り。はたまたあるメーカーでは、飛び抜けたデザイン性が売り・・・とメーカーによって品物も特徴的ですから、住まい手は欲しいイメージさえ決まっていればたいがいの願いは叶えられそうです。
それにしてもいつも驚くのは表示している価格。エ~こんなにするの・・・しばし見入るほど立派なお値段が表示されています。もっとも、これはTOTOに限ったことではなくて、どこのメーカーのショールームに伺っても同じ事。最近では、建築の本体工事にかかる費用より、設備工事にかかる費用がドンドンとその比率を増しています。
お懐かしい。
建築の話題

お懐かしい。

新築してから20年近くなるので、防水や塗装のメンテをしたい・・・と言うお話しを頂いて現場の方に伺いました。対面を果たしたのは切妻大屋根の中に2階分の空間を詰め込んだ、とってもお懐かしい城山台の家。
庭の緑も18年の間に見事に育って、しっかりと家と一体化。この家にしかない存在感を際立たせています。とりわけ大きいのはウバメガシ。住まい手は、紀州に育った者としてこの木の下で死ぬつもりだ・・・などと並々ならぬ決意です。庭には金魚の水槽もいくつか・・・そういえば、新築当時にも梅樽の中にたくさんの小さな金魚が泳いでいたような覚えがあります。もしかしてこの子たち、あの金魚の子孫なのかも。
全体を観察してみると、木部はどこもしっかりとしています。一部、雨風の良く当たる面のコーキングに補修後・・・都度に手を加えながら、大事に住まいしていただいた様子が手に取るように分かります。
今回はサイディング面・木部の再塗装と防水面の補修が中心です。この時点で一度補修をしていただくと、又20年ほどは安心して暮らせます。
府中の家 小屋伏図。
府中の家(モデルハウス)

府中の家 小屋伏図。

小屋伏図は屋根面を構成する構造材の配置・樹種・寸法などを示す図面。梁(梁伏図)のさらに上部の木組みのことです。この図面にはタルキや野地板の詳細まで描き込みます。
府中の家では、高さが120ミリのタルキを使って1.5間を飛ばし、その空間に120ミリ厚の断熱材を仕込みたいと思っています。タルキ上の野地板は杉板を斜めに張って、力を分担できる耐震面を造ります。斜め張りは真横に真っ直ぐ張る野地板に対して約1.6倍の強さを発揮します。構造上は壁のみで外力を負担するより、屋根面にも耐力を負担できる部分があるのは非常に大事なことです。
野地板の上には通気層。屋根面は暖まりやすいので、屋根面の通気層は非常に通気効果の高い通気層になります。この部分の空気の動きで、外壁面の通気層の空気を動かし、外壁内の湿気を吸い出す仕掛けです。
外部の軒先には、木の家と意識しやすいようにタルキを化粧で見せていくつもりですが、部屋内では断熱・通気・調湿などの性能を優先して化粧の天井をタルキ下に張り上げます。天井面(屋根面)は断熱材を上下2枚の杉板で挟んだ形になりますので、断熱性能・調湿性能の高い仕様だと言えるでしょう。
アウディQ3。
クルマの話題

アウディQ3。

Q5のタイヤの空気圧警告灯が付いたのでディーラーに行ってみると、何やら電気系統の不具合らしい。そんなことで、又代車が出ました。今回はアウディQ3。モデルチェンジして新発売になった直後に試乗したことがあります。その時にはあまり良い感じを持てなかったのですが、驚くことに今回のクルマは雰囲気がずいぶん違いました。
室内の各部の造りは変わりません。あらゆるボタンがなくなって、すべて画面のタッチ操作・・・しかし、私的には日常使う最低限の操作はアナログで残っていたほうが遙かに使いやすい。座り心地の良いシートも1年前と変わりません。変わったのは足回り。
衝撃の角を見事にとって伝えるサス。上屋が必要以上に動かされることもありません。初期の型からこれだけ変わっただけで、印象は全然違って乗っていて気持ちいい。使いやすい大きさと、思った通りに動かせる操作系・・・日常的に気持ちよく使える馴染みの良い車のように感じます。
ただし、2000ccのディーゼルエンジンはあまり好印象ではありませんでした。音も振動も大きい上に、150馬力で340Nmもトルクを発生する割には数字ほどの力強さは感じさせてくれません。燃費も思ったほどには延びていない様子だったので、私だったらガソリンエンジンを選ぶかな・・・と思いながら車を返した次第です。そうそう、Q5の方は調査の結果故障ではなく、センサ-の先が汚れていただけでした。
マイ・インターン。
本・テレビ・映画の話題

マイ・インターン。

マイ・インターンは2015年製作のアメリカ映画。切実な問題を扱っていてもイギリス映画とは違って、どことなく明るく陽気。主演はきれいどころのアン・ハサウェイと大御所のロバート・デ・ニーロ。
若い主婦(アン・ハサウェイ)が立ち上げた通販サイトが大当たり。地域に根を下ろすべくシニア・インターンを雇うことになり、採用されたのが70才の老人(ロバート・デ・ニーロ)。今の世の中、特にネットの世界では、使えるのは若い者だけ、老人は使えない・・・と誰もが思っていた。でも、違ったのです。だって、どんな環境で働いている人も、どんな年齢の人も、人としての悩みは似たり寄ったりなのですから。そればかりか、人として・・・ということになると。70年を生き抜いたキャリアは何ごとにも代えがたいときがある。この老人が車内の誰にとってもドンドンと存在感を増していきます。
アン・ハサウェイがキュートなのはもちろんですが、目を見張るのがロバート・デ・ニーロの魅力。マフィアのボスの時とは違って、人なつっこくて思慮深くて大胆で行動力のある見事なおじいさん。生きてきた時間がちっとも無駄になっていない。こんなじいさんになりたいなあ~・・・。
ブラス !。
本・テレビ・映画の話題

ブラス !。

ブラスは1996年に作られたイギリスとアメリカの合作映画です。イギリスの田舎町の閉鎖される運命にある炭鉱のブラスバンドのお話し。
街を支える基幹産業である炭鉱の閉鎖話が持ち上がって街は騒然。住民投票までして、すったもんだでとうとう閉鎖が決まってしまった・・・と街の人たちは思っていたが、会社側は実は2年も前から閉鎖を決めていた。大変な状況にある人々の気持ちをやっと支えていたのは、炭鉱夫で構成するブラスバンドの活動。地区の予選を勝ち抜いて決勝に臨む頃には、それまでバンドメンバーにきつくあたっていた人々にとっても地区を代表するこのブラスバンドが、つらい日常を生きるただひとつの希望となる。
優秀な対戦相手に萎えかけた心を奮い立たせて、とうとう優勝をもぎ取った。優勝スピーチで、病気を押して駆けつけたバンドのキャプテンが観客に向かってこう言う。皆さんは可哀想なアザラシやイルカのためには立ち上がる。しかし、窮地に追い込まれた人間のために何をしたのか・・・。
イギリスらしく、重たい課題を重たい画面で突きつけてくる。アメリカ映画にはない雰囲気の、人間味あふれる素晴らしい映画です。
こいつはスポーツカーだ、ダイハツ・コペン。
クルマの話題

こいつはスポーツカーだ、ダイハツ・コペン。

クルマ好きの先輩から、新しく車を買った・・・と連絡が有りました。先輩は趣味と実益の、憧れのクルマ2台持ちになったわけです。なんというクルマか教えてくれませんでしたので、楽しみに待っていたところ、向こうの方からボボボボボ・・・という何やら不穏な音が、こんな音を出すクルマは実用車には無い。はたして、姿をあらわしたのはダイハツのツーシーターのオープンモデル、コペンだったのです。
タイトな室内に滑り込むと、レカロのシートにモモのハンドル、走り出すといかにも硬いサスペンション。ちなみに、ビルシュタインが標準で組まれているのだそうです。トレッドもホイールベースも短いはずなのに、見事な直進性。腰に振動がゴツゴツくる代わりに、コーナーはロールもしないでスイスイ回っていきます。エンジンは軽規格ながらターボ付き、ミッションがCVTでも違和感はなく、私にはちょうどいいくらいの力加減と加速力。
4輪のバイクみたいや・・・と言う先輩の感想そのままに、とても気持ち良く山坂道が走れそう。ああ~、こんなのに乗せられると欲しくなるなあ・・・しかし、当分はじっと我慢の毎日です。
 
府中の家 梁伏図。
府中の家(モデルハウス)

府中の家 梁伏図。

梁伏図は柱と梁の組み方や部材の仕様・寸法などを示すための図面です。この図面が私的には計画していて一番楽しい。どの梁をどのように組んでどのように見せる、どの柱を見せてどの柱を隠す。そうするためにはどんな工夫が必要なのか・・・木の家のデザインに直結する項目を、あれやこれやと考えながら決めていくのは設計者冥利に尽きるというものです。
府中の家では内部に見える梁・柱・タルキなどの類をすくなくし、古民家風から少し離れてスッキリとまとめたいと思います。あまりスッキリしすぎると木の家らしさがそこなわれてしまいがちですから、そこの加減が難しい。もちろん真っ直ぐの天井は造りません。屋根勾配を利用して、あるところはロフトとして、あるところは空間の広がりとして利用します。
ロフトは天井高が1,400ミリ以下と決められていますから、構造材の組み方を工夫して、高すぎず低すぎずの頃合いのところを探らねばなりません。そうするとここのところがこうなってああなって・・・構造材だけでなく、化粧材も含めた建物を構成する全ての部材のあり方が粗方この時点できまり、各部のデザインも固まっていきます。