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ウッドショック!

ウッドショック・・・と言う言葉はお聞きになったことがあるでしょうか?コロナの影響で外材の供給が止まり、国産材の奪い合いが起こって価格が高騰。俗に色物と言われる敷居・鴨居・枠・額縁などに使う高級な品物はあまり影響を受けず、汎用品の1等材を中心に5割から2倍ほども値が上がっています。高くても手に入れば良い方で、仕事はあっても木材がない・・・と言う方も多いのではないでしょうか。
紀州材の原木市場にも、これまで見たこともないような人が大量に押しかけ、法外な値で何もかも買い取っていくのだそうです。おかげで木材生産の豊富な地方の地元業者でも品物が手に入りにくい状況です。この期に大量の原木を伐り出せればおおもうけ・・・しかし、どこの林業現場でも職人は高齢化で人手不足に悩んでいます。こんな商機にも思うような伐採(供給)が出来ないのが現実で、需要の切迫に迫られて体も気持ちもきつくなるばかり・・・現場からは悲鳴が聞こえそうです。
もう1年以上もこんな状況が続いています。世界のコロナの様子が落ち着くまで、今少しの辛抱です。