読みものArticle
お勉強。
昨夜は、和歌山にとっては最悪のコースを通る台風で、久々に家が震える怖さを味わいました。日頃の雨ではなんともなくとも、こんな風にやられると通常では考えられないヶ所からの雨漏れがあるものです・・・そう思っているとやはり朝から電話が・・・大変です。
私はというと、その台風の最中にお勉強に出かけていました。朝の9時過ぎから夕刻の5時まで、みっちりの研修です。監理技術者講習といって、本来は現場を預かる施工者の受ける講習ですが、現場では何に重きを置いて建築行為に当たっているのかを知るのは大切なこと・・・そう思っての参加です。
制度や業界の話については退屈なところも多かったのですが、現場の話に入ってからは興味深いことばかり。特に最新技術の紹介の欄は目を見張ることばかり。コンクリートひとつとっても、通常市場に流通して私たちが使っているものより5倍も10倍も強力なやつが、もうすでに高層ビルや橋梁などでは結構使われているようで・・・技術革新の進歩たるや驚くべきものがあります。
反面、町家の住宅レベルでは取り上げられる事柄も少なく、なんか世の中の動きにおいていかれる感じもそこはかとなくしてきます。世間はいつも大規模なもの、ボリュームの大きいものから動き始めるので、そうでないところで日夜頑張っている私たちとしては益々の踏ん張りが必要なのかな・・・とふんどしを締め直したところです。