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カビスケ。

木の家の設計や施工をしていると、よく木のメンテについてのことを聞かれます。できた時にはきれいだった木の色も、時とともに変色しだんだんとグレーになってきます。しかし、原因は木の変色ばかりではなくて、汚れとカビによることが多くあります。
そんなときのために私の事務所で用意しているのがカビスケという名前のカビ取り剤。使い方には注意も必要ですが、比較的簡単で、それなりの効果も見込めます。
一般的には、まずはきれいに濡れ雑巾で拭き掃除した後に、3倍から5倍に希釈したカビスケを何回かに分けて塗っていきます。1回では効き目は薄くても、何回か重ねていくうちに効果が出てきます。原因が、汚れよりカビの場合には、思ったよりもきれいになったりします。すでにキノコなどの木を腐らせる腐朽菌が繁殖している場合には、原液を塗りつけるのも効果的です。塗ると、きれいになるばかりでなく、以後何年かは腐朽菌の発生を抑えてくれます。
扱いには注意しながら、お心覚えのある方は、効果が出れば儲けもの・・・ぐらいのつもりで試しに使ってみてください。お家のメンテも、やり始めると面白いものですよ。