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内装の木質化は、知的生産性を向上させる。

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・内装の木質化は、知的生産性を向上させる。
以前に、桧の香りで睡眠の質が良くなる・・・という実験のお話しをさせていただきました。桧の香りで交感神経の活性度が下がり、人はリラックスした状態となり、睡眠の質が良くなる・・・ということでしたが、今回は、内装の木質化で睡眠の質と共に知的生産性も向上する・・・というお話しです。
被験者は20歳代の男性。分析サンプル数は10人です。モデル住宅で夕食、入浴後の夜間から翌朝における8時間の睡眠状態を測定し、翌日別の部屋でオフィス業務の疑似体験(タイピング作業)を実施して、作業成績を評価するという実験です。

出典/日本建築学会関東支部研究報告書より

 

内装の木質化率によって深睡眠時間が変わる傾向が確認できます。木質化率0%の部屋と比較して、45%の部屋と100%の部屋では深睡眠時間が有意に長くなる傾向となりました。また、木質化率の異なる部屋での睡眠の後、日中の知的生産性が変わる傾向も確認されます。木質化率0%のケースと比較して45%のケースと100%のケースではタイピングの作業成績が有意に高い傾向です。
この実験から、木質化率の高い部屋での睡眠は深睡眠が得られやすく、後の知的生産性も向上することが確認できます。ただし、睡眠の質の場合と同じ様に、木質化率45%の部屋と100%の部屋の間で大きな違いが見られなかったことから、睡眠の質の向上も知的生産性の向上も、木質化率45%以上あれば確保できるという事になります。
無機質な部屋で過ごすより、たくさんの木に囲まれて、豊かな暮らしをしてみませんか?

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