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休みに南方熊楠記念館。

久し振りの休みに、南方熊楠記念館を訪ねました。白浜の円月島の近くの番所山の頂上にある、真っ白で、丸くて、くねくねとした建物は、無機質なコンクリートで造りながらも、生き物のダイナミズムを表現したかったのかな・・・粘菌の研究が有名な熊楠にちなんだイメージなのかな・・・などと思いながら、狭くて施工の難しそうな山のてっぺんに、これだけのものを造ってしまうさすがの設計力を眺めてきました。
当日は、あろうことか休館日。外観をまじまじと眺めて鑑賞して、後は番所山そのものを楽しみました。照葉樹が生い茂る白浜の番所山。子供の頃には、この山の植生に近い海沿いの照葉樹林の中で遊んだものですが、最近では杉・桧の人工林の山ばかり見てきたので、なんだか一種独特の南洋のような雰囲気は懐かしくもあり、異様でもあり・・・といった感じです。
近くに住んでいても、足を運べていない良いところは幾つもありそうです。運動不足解消のためにも、今後も近場をあちこち探してみたいものです。