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古民家の再生工事が仕上がりました。

昨年の秋より取りかかっていた古民家の再生工事が仕上がりました。
断熱性能も気密の性能も現在の要求を満たす水準になりましたから、もうすきま風が入ることも床が底冷えすることもないと思います。
それどころか、現在住宅が忘れてしまった調湿・蓄熱の性能をしっかりと保っていますから、住まい心地はあちこちに建っている新しい住宅に勝ると確信しています。床下の湿気対策も万全ですから建物自体の耐久性も増しているはずです。
今日の建築基準法に沿った構造補強は出来ませんでしたが、これは基本的な考え方が違う古民家ならではのことで、仕方のないことだと思っています。実際、いざという時にどちらが人の命にやさしいかは分かりませんよ。
住まい手からは、思った以上の仕上がりだ・・・とも言っていただきましたし、この住まいでの生活が楽しみだ・・・とも言っていただきました。ご期待にお応えできた安堵感でいっぱいです。根気よくお付き合いいただいた、住まい手をはじめとする工事の関係諸兄に心より御礼を申し上げます。
さて、この古民家の再生は母屋部分の一期工事。これからは増築部分の二期工事が始まります。もう一度気持ちを引き締め直して・・・改めまして、皆さんよろしくお願いします。