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読みもの
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邦画といえば良い時代劇がいっぱいある・・・と思い立って、時代劇を観はじめました。テレビシリーズに引っかからない(?)ように気を付けながら・・・。 必死剣・鳥刺し、壬生義士伝など数本観ましたが、一番良かったのはたそがれ清兵衛かなあ~。このあたりの映画の良いところはチャラチャラしてないところ。当時の生活や社会様式のありよう、当人の心情などがとても真面目に実直に描かれています。ですから、何故そんなことになったのか・・・が分かるような気がします。どれもあまりハッピーエンドは迎えませんが、生きていくことは楽しいことばかりではない・・・人として真摯に人生と向き合う人たちの姿が良く描けています。 たそがれ清兵衛では真田広之はもちろん良いのですが、宮沢りえと最後に出てくる田中泯が特に良い。二人とも、そこにいるだけで存在感が際立つ特殊なオーラを持つ役者です。いやあ~・・・いるんですねこんな人たちが。

仕事以外はほとんど家にいます。今は世界中そうなんでしょうけど・・・こんな時でなくてもだいたい家にいます。本を読んでいるかテレビを観ています。運動不足この上ない・・・オタクと言えば、立派なオタクです。洋画は安くDVDでも手に入りますが、邦画はみんな高い・・・それで最近はサブスク・見放題で邦画を観はじめました。・・・体力の続く限り観ています。
「探偵はBARにいる」主役の大泉洋がとても気に入っていて、このシリーズから観はじめました。3作続けて観ていると、画面の中の北海道の風景が何だかとても身近に感じます。雪などまったく縁がない南国に住んでいるのに、札幌の街が懐かしく感じる程。主人公の探偵もどこかですれ違っていそうです・・・ということは、この映画が人の機微を上手く拾い上げしっかり映像にしているということ。
ユーモアがあって人情味もあって正義感が強く行動力がある・・・主人公の二人も、ケンカがやたら強いことをのぞいては特別な人でなく失敗もするしだまされもし、時にはボコボコにもされる。それでも思うところは曲げない・・・普通の人でも手が届きそうな、そんな錯覚(夢)を観ている方に抱かせてくれるところが良い。今度この探偵に札幌の街で会うことがあったら、頑張って・・・とハグしたい。