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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者。

最初にジュラシック・パークが製作されてから、早いもので30年近くなります。強烈な印象を残して以来の快進撃で、今や押しも押されもしない、誰でも知っている映画です。今回のジュラシック・ワールド/新たなる支配者がシリーズ6作目で完結編になる・・・とのこと。最後・・・と言われると、どんな締め方をするのかとても気になるところ。
映画そのものは、リズム感もあって、昔懐かしい三人の博士も登場することから、楽しく観ることが出来ました。注文は二つ。一つは、色々あっても初回から大事なところを締めてくれたTレックスの扱い。最後まで圧倒的な王様でいさせてあげて欲しかったなあ~・・・ということ。もうひとつは、なんと言っても締めの作品に相応しい納得のいく完結が欲しかったこと。動物や生物の本能・生存競争・生き抜くことの厳しさを直視しない、夢見る理想主義者のようなふわっとした終わり方・・・これには大いに不満がつのりました。んなこと出来る訳ないだろう。バクバク人間喰ってる恐竜が見えなかったのか!・・・と思わず突っ込みたくなるような終わり方は、いかにも万人に好かれそうな、現実味のないものでした。