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のぞみ園生活介護施設 内装工事と設備工事

内装工事は天井のプラスターボード張りに移っています。下地と見切・廻り縁などの造作工事は大工が行い、ボード張りそのものはいつも軽量鉄骨天井などを手掛ける内装屋が分担しています。下地とボード張りが同時に進んでいきますので、工期短縮には有効な工夫です。

天井は最終的には和紙貼りの仕上げになります。和紙は90センチ程の幅なので、天井面のような大きな面積を貼ると継ぎ手が出てきます。ビニールクロスなどとは違い和紙の継ぎ手は材料の伸縮性を考慮して重ね継ぎ手となりますので、継ぎ目が目に見えます。ですから、無頓着にただただ貼っていくことは出来なくて、継ぎ目が不揃いにならないように注意して均等に割り込んでいくことが必要です。

ちなみに、この建物に使用した断熱材についての感想を各職方に尋ねると、扱いやすいうえにグラスファイバーと違いチクチクしないので助かっています・・・ということでした。パーフェクトバリアの良いところが施工中にも発揮されています。

この建物の床下断熱は基礎内断熱です。これまで中村設計では床の直下にボードタイプのパーフェクトバリアを仕込む床下断熱を採用することが多かったのですが、平屋で1階(基礎)の面積が大きいので、相対的に断熱面積が少なくて経済的な基礎内断熱を選択したのです。

基礎内断熱では床下は外気と切り離され室内と同じ温熱環境となります。写真は床に付いた木製の通気口。これを各所に付けて室内空気を床下に還流させ、床下の温熱・湿気環境を室内同様に適切に保ちます。基礎内断熱では、外周部基礎立ち上がりと、立ち上がりから1メートルの範囲のみの断熱施工です。建物の中心部には断熱材は施工されていませんが、外気から離された地面は冬に暖かく・夏に冷たいため室内の環境も整いやすい訳です。

設備工事も進んできました。写真は電気や防災などの設備の集中する事務所の壁の様子です。建物規模からすると、大変な量の配線類で工事も大変ですが、だからこそ利用者も快適に使用できて、手厚く守れるのです。