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のぞみ園生活介護施設 鉄骨検査
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木造で木材検査を行うように、鉄骨造でも検査は必要です。木造はたくさんの柱や梁で建物を支えますが、鉄骨造の場合には数少ない柱・梁で建物を支えるので、各部の役目・重要度は相対的に重くなり、審査や検査はそれに応じてしっかりと行わなければなりません。

本日は、玄関前の車寄せの鉄骨部の検査です。まずは書類審査。鋼材がそれぞれ設計の規格の通りのものであるか・数量寸法は間違いないか、などを審査します。次には自主検査項目の確認。監理者による検査の前に行う自主検査の項目・方法・検査員の資格、などを審査します。
次にいよいよ現物検査です。現場(加工場)に出て、出来てきた部材の寸法・見えがかりなどとともに、超音波による探傷検査を行います。接合部の各部に超音波を当てて、反射波により各部に不具合がないかどうかを確認します。人間のエコー検査のような要領です。

柱や梁の各部材はメーカーの出荷検査を通ってきたものですから、間違いがあることは少なく、接合部(溶接部)は加工場で職人が行うものですから、超音波探傷検査はその部分が中心になります。検査ヶ所は全体の何%・・・と書類上は決まっていても、今回のように部品点数が少なく状況が許せば出来るだけの確認はしておきたいものです。そこで、手数ではありますけど、全ての接合(溶接ヶ所)について全数検査をお願いしました。
画面を見ていて、おかしな波形が出ていればちゃんと安全確認が出来るまでやり直していただきます。慣れないと見にくい波形を食い入るようにみながら、全数の良好な接合(溶接)を確認しました。寸法もしっかりと測っていきます。どこの部分もミリ単位までちゃんと出来ていました。溶接もきれいで不具合はどこにも見つかりませんでした。

仕事柄たくさんの工場で検査をしてきました。どこの業者さんにもその業者なりの作業の段取りや書類のまとめ方があります。今回は対応も書類も仕事もとても手際よくきれいで、見事な仕事ぶりの事業所でした。
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