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びっくり土間の家 基礎配筋検査
地面に、基礎の形状形成・防湿シート・捨てコンクリート打設・墨出しなどが出来ると次は鉄筋工事です。ベタ基礎という建物の下全体を使った基礎です。

基礎の立ち上がりなどは地中梁として扱いますので、配筋は一般の鉄筋コンクリート造の建物などと同じように上部主筋・下部主筋・上下をつなぐスタラップ筋・配力筋などを意識して設計・施工します。スラブ(床)配筋は構造計算上はもっと少なくて済みますが、多くの職人がこの上に乗って作業しますから、一回り太い鉄筋で組み上げています。
中村設計の基礎で他所の基礎と違うところは、内部の立ち上がりも梁として扱っていることです。ですから、外周部と同じしっかりとした配筋組で、人通口や通気口などで途切れることなく、立ち上がりはつながっています。

こうすると、立ち上がり(梁)で床下を行き来できないブロックに分けてしまうことになるので、各ブロックごとに床下点検口が必要になりますが、基礎は格段に剛性が高くなります。
配管類も立ち上がりを貫通するときには一般の鉄筋コンクリート造の梁の貫通と同じ要領で補強します。現場の鉄筋組で補強筋を形成しても良いのですが、施工手間と施工精度のばらつきを考えると既製品を使用する方が良いことが多いので、写真のような貫通ヶ所の補強役物を使っています。

鉄筋が組みあがると審査機関の検査を受けます。確認申請で許可された通りの配筋であるか、継ぎ手・定着・余長などの配筋要領に間違いはないか、鉄筋の規格・種類・太さなどは合っているか、各部の補強は適切であるか・・・などが審査項目です。監理者としての設計事務所の配筋検査もこのタイミングで行います。審査結果は・・・もちろん、手直しもなく合格でした。
最初の確認申請は図面と書類による検査ですが、現場の検査(審査)は今回の配筋検査、上棟時の筋交い・金物検査、竣工時の完成検査の3回あります。住宅建築では計4回の審査があるわけです。公的機関で4回も審査するわけですから、安心感が高い・・・と言えばそうですが、手間も費用も結構なものになります。