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アウディA3 セダン。

先日、オイルを変えたばかりのように思うのですが、今回は2年目の定期点検・・・とかで、又々ディーラーにQ5が入りました。代車に出たのが写真のA3セダン30TFSI Sラインです。1リッターのスポーツ仕様サスを装備する3気筒ターボ車、これに48Vのマイルドハイブリッドが付いたクルマです。車重は1.3トンほど。
このクルマは発売当初に評論家諸氏から非常に高い評価を得ていたので、乗る機会があるのを楽しみにしていました。しかし・・・私にはそんなに良さが響きませんでした。3気筒の1リッターという諸元から想像するよりはしっかりと走っているようには思いましたが、出だしも加速もいかにも平凡です。1.3トンもある車重のクルマを、1リッターの排気量で平凡に走らせているのは立派なものだ・・・と言えばそうかもしれませんが、それ以上には感じません。スポーツ仕様のSラインだからでしょうか、路面の凸凹は結構に拾って来ます。価格を考えれば、もう少しストローク感をもって滑らかに振動を処理してもらいたいところです。ハンドリングは、切り始めの初期からしっかりと舵が利き、スポーツとしても好印象です。
ボディ自体はゴルフなどと同じCセグメントですから、広さはそれなりにあります。しかし、複雑なつくりの内装も、質感はプラスチッキ-で、今ひとつ高級感がありません。このへんは最近のアウディ車に共通の印象です。
さて、総合の評価としては難しいところです。少し厳しく言えば、高級ブランドとして成り立っているメーカーのクルマであれば、もうひとつ納得させてくれる魅力があっても良いように思います。