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雑賀崎漁港 アオリイカが出始めた。

夏時間は午後7時から売り出し・・・となっていますが、現実は5時ごろから売り出し始めて、すぐに清算出来てその場でお魚もいただけます。冬時間になると、午後3時からの売り出しで、現実には1時ごろから船が返ってきますからその頃からの売り出しですが、清算と商品受け取りはきっちり午後3時まで待つことになります。つまりは、2時間ほど時間をつぶさなければならないわけです。田辺から走ろうと思うと、船の帰ってくる時間が微妙で、12時には出発しなければなりません。

そんな苦労もなんのその。またまた雑賀崎に行ってきました。今回の目玉はアオリイカ。夏の間はどこの船でも見かけなかったこのイカがいよいよ獲れはじめたようです。

中型のものが2杯。たくさんの漁獲の中でたったこれだけでしたが、ゲットすることが出来ました。イカは他にもコウイカ2杯、赤イカ10杯ほど・・・イカばかりそんなにどうするの、と思われるでしょうが、イカはどんなに調理しても美味しいうえに、すぐに冷凍して置けるので、手間なしで助かるのです。

ところでこんな魚見たことあります?ヒラマサとカンパチのハイブリッドらしいのです。とっても珍しいもので、格段に美味しい・・・ということでした。興味が募って、帰って最初に刺身にして食べてみたところ・・・なにこれ、きめ細かな身に脂がのって、今まで味わったことのない芳醇な味、美味い!本当にうまい!名前はもう忘れてしまいましたが、次回以降に同じ魚を見つけたら迷わずに買って帰ろうと思います。

ところで、雑賀崎では馴染みも出来てきて時間の経つことも忘れて楽しいことばかりですが、帰ってからが大変です。とりあえずタコ・イカ類は冷凍して置けるのでまずは冷凍庫に放り込みます。しかし、魚の類には手を加えておくことが必要です。ウロコや内臓を取って、あるものは刺身用に、あるものは干物用に、あるものは塩焼き用に・・・料理に応じて下ごしらえしておかねばなりません。これが大変なのです。

結局、夫婦二人で取り組んでも1時間半ほどかかります。見てくださいこの量、これでもイカやタコは除かれているのですよ。アジなどは60匹ほどもありました。楽しみの後には苦しみが待っている・・・その通りです。でも、おかげで1週間を超えて家族の食卓がにぎわいます。