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府中の家 ハナミズキとポンカン。
本格的な雨の季節を迎えて、府中の家でも木々は元気の盛りを迎えています。シャクナゲやハナミズキは花の峠を越して今は葉が盛んに出ています。
今一番花がきれいなのは一番奥にあるハナミズキです。白い花が一面についてまさしく花盛り。落葉のハナミズキはすでに花が落ちて葉の時期に来ているようですが、府中のは常緑のためか、もう長いことこんな状況で私たちを楽しませてくれています。
下の写真はアジサイ。一昨年に鉢でいただいたものをモミジの足元に地植えしておいたのです。ところが、一日中陽の当たるこの場所はアジサイには厳しすぎたのか、去年は花が付かず、このまま枯れてしまうのか・・・と思うほどに弱ってしまい心配しましたが、なんと今年はうれしいことに見事に復活し、幾輪もの花をつけてくれました。(写真を撮るのが遅れてもう一つ元気が良くないのが残念です)同じ時にもう一株、そして去年にも二株を近くに植えています。来年、再来年あたりを楽しみに花を待ってみます。
実は左手前にあるシャクナゲも枯れたように弱っていたのに、春先に立派な花をつけてくれました。やはり植え替えるとどの植物も、その地に馴染むまで少し時間を要するようです。それにしても植物の生命力には驚きます。
ところで、伸吾さんがとっても気にしているのがヤマボウシの足元に勝手に生えてきたポンカンの苗。肥料のつもりで皮などをこの場所に埋めていたところ、中に種が混じっていたのか勝手に芽を出したのです。一つや二つの葉っぱで弱々しかった苗が、なんとみるみるこんなに立派な苗に育っています。つくづく、植物の生命力はすごいものです。
伸吾さんは、このポンカンをもっと広いところに植え替えて本格的に育てたい・・・と言っています。そんなこと言っても小さな庭でそんな場所はありません。どうやら私が楽しみにいろいろなものを植えているほんの4帖ほどの畑を狙っているようです。知らぬ間に場所を取られたりしないように、くれぐれも気を付けて置かないと・・・。