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すさみの家 内装工事は床工事から

大工工事は通常雨仕舞の順に進めます。つまり、屋根・外壁・床の順に進むわけです。

ですが、すさみの家みたいな改装工事では、外壁も付いているところが多いので、この現場では床工事が先行しています。写真は新しい玄関ポーチで、これまでは土間だったところに木造床の下地を造っているところです。

下の写真は1階の床工事の様子。既存の床下地をそのまま生かして新しい床を造るつもりでしたが、どうにも下地の精度が良くなかったようで、あちこちにスペーサーを入れて高さ調整をしています。木材はいくばく既存が使えて助かることになるでしょうが、下手すると手間は逆に新築より掛かってしまうかもしれません。

建築工事は、いくつもの業種がそれぞれの職能分担によって手分けしながら、協力しながら工事を進めていきます。工程をすり合わせながら、譲り合いながらの作業です。この度はサッシの取付日程が迫ってきましたので、外壁の開口部周りのサッシ取り付け枠を先行してもらうことにしました。

何事も、一方的に誰かの思う通りにはならないのが世間の縮図のようで面白くもあり煩わしくもあります。

そろそろ床張りの用意も出来てきますので、そうなると床下の設備工事を一式終えていなければなりません。いよいよ、電気・給排水の各職人さんが忙しくなります。