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アウディA4セダン最終型 旧型でも良いものは良い!

愛車のA4アバントTDIクワトロAラインが2年目の定期点検に入りました。代わりに同じ型のA4セダンが代車に出ましたので印象をひとつ・・・。

ちなみに、私のクルマとの違いを言いますと、このクルマはFF(前輪駆動)、愛車はクワトロ(4輪駆動)、このクルマはガソリンエンジン車、愛車はディーゼルのマイルドハイブリッド車。このクルマの形はセダン、愛車はワゴン・・・といったところ。同じシリーズのクルマでも仕様が違えば乗った時の印象は異なるものです。

足回りはとってもしなやか。路面感覚は正確に伝えてくるのに不快な振動は伝えません。ステアリング系もしっかりとしていて舵の効きも良い。落ち着きやがっしりとした感じは私のクルマの方があるように感じますが、街中を走っている分にはむしろこちらの方が使いやすく好印象です。

エンジンはガソリンらしくスムーズ。150馬力しかないのに、力不足はほとんど感じません。たぶん、高速でフルスロットルの追い越し・・・なんてことしない限り気にならない。それよりも滑らかな回転感の方が日常の満足度を高めてくれると思います。

とってもいいクルマなのに、実はもうこのクルマは新車で買えません。先日、モデルチェンジしてA4とA5が統合され、A4というクルマが無くなって、新しくA5として登場しました。

発表してすぐの新型に乗せていただきましたが、残念なことにこのクルマ(旧型)のような完成度は感じませんでした。シャーシから新しくなった割にはその分の感動がいまひとつ伝わってきません。もし私が今の段階で新型と旧型の同じ仕様のクルマのどちらかを買うとしたら・・・旧型の方を選ぶでしょう。

クルマも人間も、熟成の味がしっかり表現できれば、少しぐらいは古くなっていてもそれはそれで良いものです。