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小さな幸せ積み重ね15 七味唐辛子を作りました。

昨年の秋には、府中の家の庭木の間に植えた唐辛子がとっても調子よくて、週一の収穫が追っつかないほど・・・唐辛子ってこんなに実がなるの!と驚くやら嬉しくなるやら。

その甲斐あって、採りためた唐辛子でありましたが、他の野菜類とは違ってそんなに一度には食べられないので網に入れて乾かしていたところ、それがまた結構な量になりました。

そこで・・・長男のすすめもあって七味唐辛子を作ってみることにしました。得意のYouTubeで作り方を検索してみるとなんかあんまり難しくなさそう・・・ウ~ン、これなら何とかなりそう、ということで早速取り掛かりました。長男は私より乗り気で、小分けするビンや手作りのラベルまで用意してくれました。

実は、当初は七味を作ることは想定してなくて、一味になる予定でした。ところが、すりつぶした唐辛子の粉を少し味見してみたところ、これがとんでもなく辛い。日常的に刺激物に特に慣れているわけでもない家族からはひんしゅくを買うほど。伸吾さんは、口を押さえて痛い痛いと騒ぎ、次男からは、これは唐辛子どころかハバネロも超える辛さだ・・・と言われてしまう始末。そんな訳で、急遽方向転換して七味にすることになったのです。

足りない材料はさっそく買いそろえ、分量を確認しながら慎重に作っていきます。おかげさまで、ラベルまでオリジナルで出来た小瓶に入った七味唐辛子は、そこはかとなく本物そうな雰囲気に満ちています。家族に試してもらったところ、辛味が穏やかになり風味豊かで美味い・・・と、今度はすこぶる評判が良いです。今回の成功は、時節柄身近にあった温州ミカンの皮を乾かして作った陳皮の効果が大きかったと自分では思っています。

そうそう、参考にしたYouTubeでは、必ず手袋をしてマスクをして制作にあたること・・・と言っていましたが、あれは本当です。そんなに深刻にはならないだろうと、うかつにも何の防御もしないで製作にあたったところ、手に付いた唐辛子の粉があちこちに付いて、体中がひりひりと痛くてたまりません。伸吾さんが、急いで風呂に入って洗い流したら・・・と言ってくれましたのでそうしましたが、唐辛子は水には溶けないのだそうで、事態が悪化してしまいました。その後に油性のクレンジングで全身を洗い流して何とか納まりましたが、皆さんも唐辛子づくりをするときにはくれぐれも注意してください。