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雑賀崎漁協 直売所。

何か楽しいことないかなあ~・・・と言いながら、ネット検索をしていた奥さんが見つけたのが雑賀崎漁協の直売所。出漁した船が当日に獲った魚を岸壁で直接販売してくれるのだそうな。

YouTubeを観てみると、動画がいくつも上がっていました。これは良いものを見つけたものだ。その日獲れたての魚・・・というのが良いし、安いのも良い。何よりも市場独特の活気があって面白そう。

その日に船が出ているのかどうかは、事前に電話で漁協に問い合わせ。電話からは、本日は10隻が出漁しています、船が帰る時間、直売所が開店する時間は船によります・・・みたいな自動音声が流れました。

その日の収穫や天候、さらには船頭の段取りにもよるので、漁協としてもはっきりと特定はしにくいのでしょう。とは言っても、だいたいのことが分からなければ動きようがない。ネットによると、早い目に行かないと、ちょうどいいくらいの時間に行ったのでは勝負(?)が決まった後だ・・・ということなので、午後1時半ごろに雑賀崎に到着するように行きました。でもこんな様子・・・何にもなくて、人もいなくて、本当にここで直売会が開かれるのかどうかさえ疑わしいような様子です。

最初の船が返ってきたのは午後3時半ごろ。するとどうでしょう、今までこの人たちどこにいたの・・・と思えるほど人が寄ってきました。写真は帰りがけに慌てて撮った証拠写真。盛期にはこの倍ほどの人だかりになります。

船1艘にこの人だかりなので、魚を出す方も買う方ももう大変な騒ぎ。船から降ろされた魚の争奪戦が始まります。私はこれが欲しい・・・なんておとなしく言っていても到底目的は果たせません。本当に欲しいものが出てきたら、その獲物を手に持って精算まで離さない・・・ぐらいの根性がないと手に入らない。

人だかりに紛れて争奪戦を繰り広げる・・・さながらバーゲンの特売場のような興奮がイベント感覚を盛り上げ、楽しいったらない。

2艘めの船が返ってきたのが午後4時ごろ。大騒ぎにもまれながらも、欲しかった獲物は見事にほとんど手にしました。30センチほどのタイが2枚、20センチほどのイトヨリが5枚、シラサエビが15匹ほど、小型のエビ多数、30センチほどのカレイガ4枚、小型のイカが12杯ほど・・・4人家族で食べても1週間は持ちそうな量です。でも、これで3,500円ほど・・・安い!大満足です。

そうそう、設計に携わるものとして気になったのは、日本のアマルフィと言われる雑賀崎の集落とともにこのトイレ。コンクリート打ち放しのこのトイレ、良く出来てます。設計はどなたでしょう?