本文までスキップする

読みもの
Article

人生(虫生)は戦いの連続だ!

このところ、中庭のヤマボウシにどうも元気がない・・・そうは感じていましたが、季節はずれに葉っぱがどんどんと少なくなり始め、これはただ事ではない・・・と思い始めました。

その気になってよくよく見てみると・・・なんということでしょう。あちらにもこちらにもたくさんのミノムシ。本当にいたるところにミノムシがぶら下がっています。中学時代に先生に、ミノムシの繭で財布を作りたいので集めてきて・・・と頼まれて、近くの堤防をめぐり大量のミノムシを集めたことが有りますが、今回の遭遇の数はあの時以来です。

なんでも、ミノムシは最近激減して、絶滅危惧種に指定されている種類もあるのだとか。特に毒などはなく人間に悪さはしないとのこと。まあ、そうであっても現実問題としてこれだけ葉っぱを食べられてしまえば黙っているわけにはいきません。

何とかしたいと思っていたら、次男が、捕ってしまえばいい・・・と言って捕り始めました。小さい中庭なので、2階のデッキから少し手を伸ばせば届く距離です。熊の昼寝のように見えますが、写真は次男が鋭意ミノムシを捕っているところです。

最初は、木から離せばいい・・・と思っていましたので、捕って下に落としていました。でも、これじゃあじきにまた上がってくるんじゃないの・・・ということで、集めて処分することにしました。

みるみる集まって、御覧の様子。意外かもしれませんが、ミノムシの動きは私たちがその姿からイメージするより5倍ほど早い。何もしないで置いておくと、すぐに虫が出てきて蓑を担いでどこかに行こうとします。そこで、寒さで動きを止めるべく氷を投入します。これにはなかなか効き目があって、逃げようとする動きはほどなく止まりました

少し可哀そうでも、この子らはこのまま処分することにします。人生(虫生?)は生存の戦いの連続です。我が家にやってきたのを不運と思って、どうか安らかに眠ってください。決して私たちを恨まないでください。