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木の家の良いところ。
現在の住宅の多くは新建材で建てられ、住環境は機械制御によって人工的に作り出されています。暑い時には冷房、寒い時には暖房、湿気の多い時には除湿する。新建材に含まれる化学物質の除去には24時間換気で対応する・・・といった具合です。当たり前のようですが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしで、過剰なのは良くありません。使用するエネルギーも大量になりますし、使用する資源も多くなるばかりです。
木の家は日本の自然と親和性の高い住まいのあり方です。アルミの1/2500・鉄の1/700・コンクリートの1/20・新建材フローリングの1/2の熱伝導率を誇る無垢の木は断熱性能が高く、桧の柱は状況に応じて、柱1本に付きビール瓶に半分ほどの湿気を放出したり吸収したりして室内の湿度を平衡に保とうとします。さらに、有害な化学物質も発散しません。木の家は自らが断熱・調湿の役目を果たそうとするので機械依存は最小限で済み、エコノミーでエコロジーなうえ健やかな暮らしに貢献できる住まいであるといえるでしょう。
最近では木の家の研究が進み、木の香りや触り心地が人をリラックスさせることや、免疫力をアップさせること、知的生産性を向上させること、ダニの活動を抑制することなどが分かってきました。この機会にもう一度、木の家を見直してみることをお勧めします。