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よみがえれ山の活力!

柱や梁をはじめとする構造材は加工前に必ず木材検査をします。木材検査の会場は施工者の都合・段取りによって異なりますが、一番多いのは田辺市の山長商店です。山長商店のプレカットは他とは違い、丸太材の加工や伝統継ぎ手まで実現してくれる、木の家を得意とする私には非常にありがたい加工場なのです。
そんな訳で、先日も大阪は堺に建つ木の家の木材検査にうかがいました。そうすると土場狭しと構造材が並んでいます。写真に写っているのはほんの一角で、ざっと見渡したところ、この10倍は在庫がありそうです。
担当の方に聞いてみると、ほとんどが関東に出荷されるもので、これだけの在庫でも2~3ヶ月でなくなるのだそうです。特に最近は出荷が多く、昨年・一昨年に止まっていた工事が一気に動き出した感じ・・・ということでした。この2~3年で建築価格も3割ほど上がって、皆さん相当に苦労したと思いますが、そのショックにもそろそろ耐性が出来てきたということでしょうか。
ここに置いてある多くの木は紀州材で、これが出荷されるたびに紀州の山に活力が戻ります。山の活力はボランティア活動では支えられません。山と街が経済を仲立ちにつながってこそよみがえりが始まるのです。これは良い前兆です。