ひと月以上もかかった田辺事務所の外装メンテ工事もほぼ終えて、いよいよ足場が外されます。何も変わっていないようにも見えますが、外観はそのままに建物の耐久性は向上しています。残すは２階の木製デッキの補修とアルミ製の庇の屋根板の復旧のみです。
ところで・・・中村設計さんの事務所は、あれほど「木の家はこころと体に気持ちいい！」とか言ってるのに鉄骨造なの・・・とよく聞かれます。そうなんです。この敷地に必要台数のクルマスペースを確保しようとすれば、これが一番合理的な方法だったんです。でもご安心ください（？）確かに柱・梁などの基本構造は鉄骨造ですが、その架構に吊り下げられるようにして木造のお家が出来上がっています。
いずれの内装仕上げも中村設計で現在設計しているお家のように木や紙や土などの調湿・蓄熱・断熱の性能に優れた材料でできているので快適に住まえています。さらに、基本構造が鉄骨なので、木造よりも開口部が大きく取れる特徴を生かし、開放的で風通しの良い室内が実現できています。今風に言うと、鉄と木の良いとこ取りをしたハイブリッドの建物・・・ということになるでしょうか。