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中村設計では蓄熱暖房機 暖吉くん。

木の家工房Mo-Kuでは床暖房、府中の家では薪ストーブ、そして中村設計の事務所では暖吉くん(蓄熱暖房機)を使っています。
中村設計の事務所ではこれまでいくつかの暖房器具(暖房方式)を試してきました。まずはエアコン(これはどの建物にもベース暖房として用意しています)しかしエアコンだけでは足元がどうしても冷たい・・・ということで、最初は石油ストーブを試しました。暖かくはなりましたが、部屋全体に暖気を届けるには複数台が必要になり、ニオイと給油手間が問題になるうえに時として結露も見られたことから残念。次に試したのは電気ヒーター、これも各自の足元に置くとなれば複数台が必要で電気代もかさみ、しかも効果が心もとない・・・そんなことから蓄熱式の暖房機、暖吉くんに行きつきました。
暖吉くんは北海道電力の品物。それを関西電力系列の事業所が売りだしています。深夜電力で箱の中のレンガを暖め、日中はそれを熱源に暖気を送り出します。一度設定すればあとは手間いらずで、朝一番から暖かいのが良いところ。本体もそんなに熱くならないので、普通に使っている限りでは火事や火傷の心配はありません。あまり大掛かりな工事を必要とせず、後付け出来るのもよいところですが、最近は深夜電力が以前ほど安くないのが難点です。
どんな暖房器具も一長一短。嗜好やニーズがどんなものであるのかをしっかりと確認して器具を選びをしましょう。