本文までスキップする

読みもの
Article

アウディQ3スポーツバック35TFSI Sライン。

今回乗ったのはアウディQ3スポーツバック35TFSI Sライン(前輪駆動)というクルマ。
Q3はアウディのSUVラインナップでは下から2番目の大きさ。A3と同じシャシーを使って多用途車ルックに仕立てたクルマです。VW・ゴルフとA3は兄弟車。だからVW ・TロックとアウディのQ3も兄弟車の関係です。日本車だとトヨタ・カローラクロスやホンダ・ZR-Vぐらいの車格感。それでも車体価格で¥5,500,000、乗り出しだと¥6,000,000を超えるかも、さすがに名門ブランドのクルマです。
エンジンはガソリン1,500ccの4気筒(ターボ付)。最高出力は150馬力で最大トルクは25.5kgm。特にレスポンスが良いエンジンではありませんが、走り出しから数字に応じた力感を示し、過不足は感じさせません。ただし、アクセル開度の大きい時(加速時)にはエンジン音が大きく室内に入ってきますので、全体的には静かなクルマなのに残念な印象です。
ハンドルの効きは素直で操作感も心地良いです。遊びも少なく剛性感があり安心して気持ち良く操作していられます。サスはSライン仕様なので少し硬いめ。足元が少しバタついて制御しきれていない印象です。先日乗ったVW・ Tクロスほどゴツゴツはしていませんが、ホンダ・ZR-Vほどのしなやかさは感じられません。235/50/19という、車体から見れば大きいめのタイヤが付いていましたから、それが足元のバタバタとした感覚につながったのかもしれません。
乗って特に楽しくはなくとも、総合力は高く、日本ではちょうど良い大きさであることから、使いやすいクルマであろうと思います。