当事務所の古民家再生事例を動画配信しています。
https://www.youtube.com/watch?v=LK9uLcxpPyc
築100年を超える古民家に増築が繰り返されて現在に至った住宅の、古民家部分を中心に再生・改修しました。
写真の部分、もとはタタミ敷の客間・仏間でしたが、若いご夫婦がご実家に同居することになって、この際に陽当たりの良いこの部屋を再生・改修して、お孫さんを含めた３世代が同居できる住まいを造りたい・・・そんな思いから今回の計画は始まりました。

建物はこれまでにも手が加えられていて、保存の状況は良好。基本部分の柱や梁はまだまだしっかりとしたもので、今ちゃんとした手立てを講じれば、充分に次の世代に住み継げます。
条件が良かったにもかかわらず、これまであまり使われることのなかったタタミ間は大変身を遂げて、３世代の憩いのスペースになりました。キッチンからは居間の木製引き込みの大開口を通じて、お父さんが丹精を込めた庭が良く見渡せます。
床は杉の厚板、壁は珪藻土塗、天井は杉板張りと、自然素材で造り上げた空間は健康的で清々しさに満ち、子供たちも天井の高い大空間の中を心置きなく走り回れるようになりました。
動画には若いご夫婦の、暮らしてみての実感を収録しています。ぜひご覧ください。

＞＞再生の“まえ”と“あと”の詳細はこちら：https://n-shingo.net/article/19830/