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10年ぶりです。

10年ほど前に新築されたクライアントから連絡をいただきました。子供が小さかったので入れてなかった間仕切りの建具をいよいよ入れたい・・・とのこと。早速に住まいに伺いました。
当時のことが色々と思い出されます。このところ特に要望の多い平屋の住まい。一足先に出来上がったこのお家には、大きな切妻の瓦屋根に薪ストーブの煙突が突き出ています。住まい手の色々な思いと設計の工夫がドッサリとつまったこだわりの住まいです。懐かしい・・・いやあ懐かしい。当時と趣が少し違うように感じたのは、新築時にはない、生活の入った生きた建物が目の前にあったからでしょうか。建物は住まい手と共に成長する・・・その言葉どおりのたたずまいです。
あの時の子供にもう個室が必要になりましたか。10年ですもんね・・・早いですね・・・私も同じ様に10年歳を取ったのですね・・・さて、この家ほどに私には成長があったのでしょうか?そこのところは大いに疑問です。