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交渉人。

この映画は以前にもご紹介しました。でも、又観てしまったんだなあ~。本当に面白い映画は何回観てもやっぱり面白い。最初に見るときには驚きがあります。2回目には気付かなかったところに気付き、解釈が深くなります。3回目以降はすっかり納得できて、たとえストーリーやどんでん返しのからくりがすっかり分かっていても楽しめます。5回目を超える頃には、字幕を見なくてもしゃべっていることが分かるようになり、自分も結構英語が分かるようになったなあ~・・・と誤解が始まります。名作とはそういうものです。そして、この映画もまさしくそんな映画のひとつです。
気持ちが入っていく映画には同じ様な特徴が有ります。それは作中に出てくる人が(たとえ悪役といえど)一生懸命なこと。いい加減な人や、行動や論理展開に納得できかねる人がいると、たとえストーリーやキャストが良くてもなかなか馴染めません。その上で、けっしてあきらめないこと・・・これはどの主人公も持っている大切な資質です。だから奇跡のようなことが起こり、だから映画が成立して、だから大きな感動が生まれるのです。そうは分かっていても、自分のこととなると難しいんだなあ~これが・・・ついついくじけてしまう。なかなかに映画の主人公のような訳にはいかないものです。