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再使用される大黒柱の新しい切断面をよく見てみると、細かく均等に目の込んだ年輪が中心から柱の隅に至るまでしっかりと続いていることが見て取れる。しかも、割れひとつ見受けられない。外観からは分からなかったが、100年を超えて大黒柱として建物の荷重を支え続けるために選ばれた見事な木材であることを再確認することになった。 現在ではこのような見事な木材は簡単には手に入らない。ご家族の歴史として、全く新しい住まいに再使用を決められたご主人の功績大である。