© 2023 S.Nakamura Space Designing Office All Rights Reserved.
印南の家の木材加工は機械加工(プレカット)を使わず手加工である。 先日は杉平角(梁材)の加工の様子を確認したが、今回は桧の正角(柱材)の加工状況を確認する。 機械加工の6センチ標準のほぞ長さとは違って、手加工では梁の中に入るほぞの長さは12センチと2倍もある。ほぞの中央に空いている穴は込み栓を入れる穴。梁と柱を一体に止め込む込み栓は、抜けの防止とともに、柱と梁を引き寄せる効果も持つ。 天然乾燥材の手加工ならではの細工である。